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2011/01/05(水)


ソースコードの可読性を議論する際に注意すべきことは、そもそも可読性とは一体なんなのか、なんのために議論するのか、それがどういう効果をもたらすのかを明確にしなければならないということです。プログラムにおける「可読性」という単語は非常に曖昧で明確な定義を持っておらず、個々人がそれぞれの我流解釈で論理展開するため、しばしば議論が発散したり、そもそも議論ができるのか? といった意見が必ず噴出するという、かなりナイーブな題材です。

ところが保守フェーズを経験したことのある多くのプログラマは、可読性の低いコードがソフトウェアの保守性を恐ろしいほどに下げてしまうことを身を持って経験しており、非常に深刻な問題だと認識しているにもかかわらず、いまだにたいした解決策も進展もないまま今日に至っている現状があります。一番やっかいなのは、問題意識のない上司や上流工程に携わる人達にこのことを理解してもらえず、保守にかかる工数や複雑さを担当者が一人で抱え込えこんでしまっている状況です。プログラミングの知識のない人にとっては理解のしづらい部分であり、上流と下流の担当が分かれている日本の組織構造においては、特に顕著にあらわれる問題ですね。

以前のエントリでも書きましたが、今後は保守フェーズが長期化する時代が来ると予想されます。IT業界に携わる技術者は、まず可読性に関する問題をしっかりと認識し、周りに認知してもらうよう努力する必要があると思います。そうしないといつまで経っても事態が改善されず、自分の首がどんどん絞まっていくだけですので……。
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#  2011/01/10 | [ 編集 ]

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