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2012/09/30(日)


今後、選挙に関するIT化が進むと予測されます。

近い将来、ネットに繋がれた環境さえあれば、どこでも投票ができるようになるでしょう。
これまであまり選挙に参加してこなかった若い人達や、政治にそれほど興味のない無党派層の方々も、「自宅で簡単にできるなら」と積極的に投票行動を行うようになり、投票率もぐんと上がることが期待できます。

今まで吸い上げにくかった民意の反映という意味合いにおいては一見すると良さそうに見えるネットでの投票ですが、いくつかの懸念点があると私は思います。
それは、いわゆる「ネット世論」というものに非常に影響を受けやすい層の投票行動です。

例えばニートや引きこもり、あるいはそれに準ずる人達は社会との繋がりが非常に乏しく、情報源がネットしかありません。
また最近では既存マスメディアを嫌い、情報収集の多くをサイトから得るようになった人達も非常に増えてきています。

ここで注意すべき点は「ネットは公平・公正なマスメディアである」という論調です。
はたして本当にネットは、公平・公正な真っ白なメディアと成り得ているのでしょうか?


・非常に洗脳性が高い関連記事へのリンク

webサイト上の記事・ブログ・コメント等にはいくつかの関連する記事へのリンクがついており、閲覧者は同じような内容、同じような論調の記事を簡単に辿ることができます。
単に事実を述べただけのニュースソースであるならば特に問題はありませんが、そこになんらかの意見や主義・主張が盛り込まれている場合、同じような意見・論調の記事を何度も何度も読むことになり、まるでこれがネット上で大勢を占める世論であるかのように印象づけられます。


・サイト製作者は正確性・公平性を担保しない

サイト製作者は、誰かあるいは何かが一方的に不利な内容の記事を載せても、その不利を埋めるような反対の立場に立った記事をわざわざ載せません。
むしろ煽るような記事、強く主張するような記事を好んで載せるでしょう。
当然のようにサイトに書かれている記事が事実であるとは限りません。
閲覧者はそれが事実かそうでないか、自分自身で調べる必要があります。


・サイト製作者はアクセス数の高い記事を載せる

サイト製作者は自サイトのアクセス数が増えるよう努力をします。
より興味のある内容、よりアクセス数を稼げる内容を記事にする傾向があります。
複雑な内容の記事は読まれにくいため、よりわかりやすい内容が選ばれます。
黒か白か、All or Nothing、レッテル貼り、名称付けがよく利用されます。
特に誰かの発言についての記事は、このような傾向が強いです。
これは既存メディアでも同様ですね。


・ニュースバリューの大きさを見誤る

例えば新聞ではニュースバリューの高い記事は一面トップにでかでかと載り、ニュースバリューの低い記事は小さく載るか、または紙面に載せません。
新聞社はその新聞社なりにニュースバリューの高低を判断し、紙面にどのように載せるかを決定するのです。
ところがwebサイト上では、ニュースバリューの高低に関わらず同じような画面構成ですべての記事が表示されます。
大きな出来事も小さな出来事も閲覧者に同じ印象を与え、記事の重要性を判断するための常識、社会性、判断力が必要となってきます。


通常の社会人であれば他人との雑談の中で独りよがりな考え方は是正され、一般的な世論を認知できたり認識のすり合せができるため、極端な思想に走ることはありません。
しかし社会性の乏しい人達は判断力にやや難があり、サイト上の思想に簡単に洗脳されてしまいがちです。

簡単にリンクを辿ることでネット上の世論を把握したつもりになってはいけません。
ネット上の意見や主張は多くの人間によってなされていますが、ネット上の言論は特定の人間によって書かれたものであり、一般人のごく一般的な意見を把握しておくことは非常に重要なことです。

社会性の乏しい層の投票行動が選挙にどのような影響を及ぼすかは、少し議論が必要なところだと思います。

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